手帳

玉紐と初代MacBookAir

2021年10月4日

手帳と玉紐

ハトメを使わない、なんちゃって玉紐を作った。玉紐といえばMacBookAir!2008年のデビューはジョブズによるプレゼンだった。玉紐封筒から世界で最も薄いノートマシンを取り出したのだ。玉紐つきの封筒のことを英語では、string-tie envelopeという。
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初のMacBookAirは、エントリーモデルでも229800円で、ハイエンドは34万円もした。2008年、初代iPhone発表の2007年の翌年のことである。まだ、それほど前のことでもないが、隔世の感がある。玉紐つきの封筒からジョブズが取り出したマシンは熱狂をもって受け入れられ、その見事なプレゼンにインスパイアされて革製の玉紐封筒のMacBookAirケースまで登場した。

玉紐と玉紐封筒から出すMacBookAir
玉紐と玉紐封筒から出すMacBookAir

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玉紐つき封筒は、マシンが薄くて軽いことの象徴として使われたわけだが、そのアナログ感も、人々の印象に残った理由の一つだろう。玉紐は、古びた素材を多用するジャンクジャーナルの作り手の間でよく登場するぐらいである。
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子どもは玉紐が好きで、玉紐つきの封筒をもらうと喜んで、他の封筒とは別にして大事にとっておいたりする。大人になっても玉紐には特別感がある。
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玉紐は、ハトメを使って作られている。ハトメの道具とパーツを持っていないと作ることができない。ところが、丈夫さはないけれど、見た目だけハトメっぽいつくりを使った玉紐づくりの方法を工夫した方がいる。しかも100均の道具と材料でつくることができるという。
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ふりかけクラフトさんである。YouTubeで、なんちゃって玉紐と称して、紹介されている。愛らしい玉紐を自分でつくることができるとは素敵だと、さっそく作ったのが手帳のそばにある玉紐だ。好きなところに貼りつけて使える。
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ポイントは、ハトメのかわりに手芸用品売り場にある6mm径の金属の丸カンを使うことである。ダイソーで手に入る。同じくダイソーで買える文房具の一穴パンチで開けた穴に、金属を接着できるクラフトボンドで、丸カンをつけるのだ。そうすると見た目にはハトメになる。クラフト小町というクラフトボンドも100均で手に入る。

自作玉紐と、作るための材料や用具
自作玉紐と、作るための材料や用具

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目のつけどころにとても感心した。そして、あらかじめよく手順と材料が吟味されているのも素晴らしい。首尾よく、玉紐を作ることができて、うれしい限りである。
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ジャンクジャーナルづくりをする方同士が、素材のおすそ分けをするときに、素材を楽しく収納するためにファイルを自作することが広く行われている。その閉じ具としても使えるというわけだ。
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手帳の右ページには、玉紐のマステを貼った。シーリングワックスと並んで、ヴィンテージテイストの象徴である。玉紐は手帳と相性がいい。手帳をとおして玉紐の魅力を再発見できた。

(2021.10.04)  手帳2021-27

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あってい

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