アリスのカルーセル・ブック、メリーゴーランド型しかけえほんを楽しんだ。リボンをほどくと本が360度に開いて6つの場面のメリーゴーランド型になる。
♦️♦️♦️♦️♦️
原書は小型だが、日本語訳は大判なので見応えがある。本の表表紙と裏表紙を結ぶリボンがあって、リボンをほどいて本を開き、表表紙と裏表紙を背中合わせにしてリボンで結ぶ。本のページは本の背を中心に放射状に広がるように作られている。ページとページの間にとび出すしくみがうめこまれていて、それぞれに物語の一場面になっている。
🔶
しかけ絵本は人気があり、こうしたメリーゴーランド型のものもいろいろあるが、大型アリス本ということで、興味をもたれる方も多いのではないだろうか。据え置けるので、ちょっとしたディスプレイにいいし、やさしい物語が書いてあり、大型なので小さい子どもさんにもよさそうである。しかけ絵本は、一度品切れになると、なかなか手に入らず値段が高騰するのをよく見る。この本はグラフィック社から2016年刊行だが、まだ最初の価格で手に入る。
🔶
絵本のしかけのメリーゴーランド型がおもしろいなと思っていたら、しかけ絵本作家として有名なマシュー・ラインハート(Matthew Reinhart )さんがYouTubeで作り方を紹介していた。型紙を配布していたので早速、ダウンロードして作ってみた。切ったり組み立てるとき紙が厚すぎると抵抗がある。プリンターで印刷するときも、プリンターの紙送りローラーに負担がかかりそうである。手に入れやすいものとして、ダイソーのインクジェット用紙厚口22枚入りを使ったところ、ほどよい感じだった。
🔶
YouTubeの説明は英語だが、英語音声を聞かなくても画面を見ていけば作ることができるほどシンプルだ。ラインハートさんの英語名とcarouselで検索すれば動画を見ることができ、型紙もダウンロードできる。子どもと遊ぶのにいいのではないだろうか。もっと簡単なとび出すしくみのハウツー動画もたくさんアップしてくれている。
🔶
ラインハートさんは、ディズニー、スターウォーズ、ハリポタといった人気のキャラクターのしかけ絵本も手がけられていて、同じくしくみ絵本作家のサブダさんとの共著も人気だ。しかけ絵本の超有名人の、たくさんのYouTube動画を見ることができるとはラッキーである。
♦️♦️♦️♦️♦️
メリーゴーランドは、フランス発祥だが、木馬に人がのってぐるぐる回る現在のアトラクションの原型であり、蒸気機関で動くものを発明したのはイギリスのトーマス・ブラッドショーで1861年のことだという。キャロルとアリスの川遊びは1862年である。アリスはメリーゴーランドで遊んだかも!?みんなが大好きメリーゴーランドとアリス、ということで手帳にはメリーゴーランドとアリスを貼った。
*手帳post、50個目になった。意外に続いている。いつまで続くやら。
(2021.11.18) 手帳2021-50