現代版レース編み、タティングレース編みをしてみた。編み物って、ハマる。
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またまたレースである。レースはあまり好きではない人でも、コラージュやジャンクジャーナルのレトロヴィンテージの世界に惹かれるところがどこかにあるなら、イメージが刷新され新鮮であろうことを前に書いた。
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しかし、レースといえばレース編みであるが、こちらはどうにもいただけないところがある。昭和レトロ、小坂明子のヒット曲「あなた」で、「わたし」はレースを編んで、そのそばに「あなた」がいてほしいと歌われたことを思い出してしまう。名曲として、AppleMusicでは15種類のカバーが見つかるけれど。レース編みは子どもの頃したことがあるので、いまさら感もある。
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調べてみたら、タティングレース編みというのが最近はあるという。ギターピックよりひと回り大きい、タティングシャトルと称するシンプルなツールでつくるものである。なかなか愛らしい作例が紹介されていて、新しいイメージのレース編みである。ダイソーに登場するほどの人気とわかって、つくってみた。
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パッケージについているパンフレットとそこに紹介されているQRコードのYouTube動画の解説だけで挑戦である。まったく新しい概念が出てくるので、手が覚えるまで少し時間がかかったが、なんとかできた。4枚の花びらの花が紹介されていたが、5枚の花びらにしてかわいさアップである。
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一つ目ができあがるまでに、気がつけば4時間経っていた。あっという間で、編み物のハマる感じがタティングレース編みにもある。あいだをおいて、別のときに思い出しながらつくった2つ目は1時間ほどでできた。その後はつくるたびに速くなっていった。
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従来のレース編みに使われているかぎ針と違って、尖っていないので安全性に優れていて、子どもも楽しめそうである。
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編み目が揃わず、多少歪になった場合でも、最後に接着剤で花の中央の糸端をとめるときに、形を整えて固定すれば、かわいくできあがるので満足感を味わうことができる。アクセサリーにしたりされているようだ。コラージュやジャンクジャーナルの素材にも向いていそうである。
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テキストを手に入れれば、もっと複雑で美しいパターンに挑戦できるはずだ。
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編み物というと、彼氏にプレゼントする手編みのマフラーづくりに憧れている女の子が多いという、恐ろしい時代に育ったので、橋本治さんや、編み物男子なら、いざしらず、いまさら女性で編み物をするのには抵抗があったが、編み物のおもしろさと中毒性はあらためて新鮮だった。北欧では編み物をするのは男性とされてきたそうだ。今の時代なら、女性が編み物してもサマになるのかもしれない。いい時代になったものである。いや、意外とまだそうでもないのかな。
(2021.10.24) 手帳2021-37