装飾用スタンプ使い始めである。スタンプの使い始めはアイコンのスタンプ、次は装飾にチャレンジだ。忘れないための手帳は、デコ手帳ほど装飾に重点をおかない。しかし、ほどよい装飾の楽しみをスタンプでも楽しんでみたい。
では、機能をともなわない装飾の絵柄のスタンプとして、何を選ぶか？フレークシールのときと同様、レトロ(アンティーク)モチーフをねらって、ステイホームでスタンプを探してみた。しかし、かなり探したが、結局、イメージしているものを見つけることはできなかった。
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いくつも、それらしきものは見つかった。だが、手帳に使ってみたいと思わせられる絵柄は見つからなかった。女性的過ぎるモチーフは使いづらい。したがって、同様なやり方で探すことは、おすすめしない。いわゆる「レトロ(アンティーク)」とは異なるタイプなら、魅力あるスタンプを数々新たに見つけることができたので、レトロ(アンティーク)というキーワードは、要検討という結果になってしまった。
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探している途中で、テニエルのアリスの絵柄があったため、フレークシールに続いて、装飾を楽しむためのスタンプもアリスでいこうと探してみることにした。
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高価なものばかりで手が届かない中、おもしろいスタンプセットを見つけた。ミニスタンプ4種が入った小さな缶4種から成る全部で16種類のスタンプセットである。缶にはテニエルのアリスがプリントされている。なんと価格が2000円弱。やや不安はあったが、取り寄せてみることにした。
あまり期待してはいなかったのだが、はじめての手帳装飾用スタンプとしては、けっこう楽しめるものだった。まず、大きさが、使っている手帳(ほぼ日オリジナル)で使うのにぴったりである。大きさ違いがミックスされたセットであるのもレイアウトしやすくていい。ラバーの質は、けっしていいものではないため、クリーナーで拭いてもラバーがインク色に染まったままになる。とはいえ、見た目の気分の問題だけで、スタンプ作業自体にはなんら支障はない。
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手帳におしたチェシャ猫はまずまずだ。樹上の木の葉の中に細かな線で、たしかにチェシャ猫の顔が見える。猫の顔のアップの絵柄では、よりはっきりと表情が見える。価格を考えれば悪くない。あとは、比較的できのいい絵柄のスタンプと、いまひとつのものが混在していそうなので、見分けていく必要があるが、おして初めてわかる結果に一喜一憂していくのもひとつのお楽しみである。
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銅版画の雰囲気のある細かな線は味わいがあるし、かすれのあるアルファベットは時間を感じさせてくれる。メタリック調の色のペンがよく合う。そして、切り貼りの装飾にはない、紙となじんだ繊細さが好ましい。装飾のためのスタンプを手帳に添えるのは、なかなかいいものである。
はじめての手帳のスタンプには、最初に機能をもったアイコンのスタンプ、つぎに装飾のためのスタンプで楽しみたい。
(2021.9.3) 手帳2021-011
