グランフロント大阪の今年のツリーはディズニープリンセス。ディズニープリンセスは何人いる?プリンセスたちとひとときをすごして噛みしめた思いは⁉︎
♦️♦️♦️♦️♦️
グランフロント大阪のクリスマスツリーは、毎年、最も楽しみにしているツリーだ。人通りも多く有名なので、今年のテーマ、ディズニープリンセスのシルエットをモチーフにした華やかなツリーをすでにご覧になった方も多いかと思う。
🔶
ディズニーのアニメーション映画には数々の素敵なプリンセスやヒロインが登場してきたが、その中で、公式ディズニープリンセスが12人となっている(この他にアナとエルザ)。すべてご存知だろうか?白雪姫、シンデレラ、オーロラ姫(眠れる森の美女)の3人は、ビッグネーム3で、誰もが知るところだ。
🔶
女の子のあこがれの王道?歳を重ねた者はディズニープリンセスといっても、これぐらいしか思い浮かばない。しかし、ディズニープリンセスは進化している。この3人に代表されるアニメーションは、昭和からの古典で、女性の家事従事礼賛や王子さま待望を始め、古めかしいストーリーづくりが、ジェンダー論で槍玉にあげられがちである。
🔶
その後、ディズニープリンセス像は変化し、王子が登場するストーリーではなくなっている。力強く聡明なプリンセスの物語となり、親にとっても、子どもに安心して見せることができるアニメーションに変化してきていると思われる方が多いのではないだろうか。
🔶🔶🔶
ディズニーアニメーションではないが、最近アマゾンオリジナル映画の「シンデレラ」を見た。主人公は、伝統的なシンデレラ像にはほど遠く、黒髪で短身、家事下手だけれど、なかなかチャーミングだった。職業的ビッグドリームを追いかけるシンプルな野心とそれが実現するストーリーが何とも米国的だが、ノリノリの音楽で踊る出演者も楽しい。
🔶
シンデレラにガラスの靴を恩返しにあげる魔法使いとの舞踏会への準備をする場面は、魔法使い像に批判が集まったようだ。伝統的な魔法使い像を破壊しているけれど、実にカッコよく音楽のリズムにのせてくれて小気味よかった。この映画、ポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)が過ぎるときわめて評判が悪いが、子どもの頃から、こういうものにごく普通に楽しく明るくふれていたら、自分のまわりを見る目が、ずいぶん変わるだろう。
♦️♦️♦️♦️♦️
昭和に育った身としては、ちょっと考えつつ接していることたちについて思い起こさせてくれた、美しいツリーやディズニープリンセスを手帳に貼った。複雑だけれどよい世界へと変わりつつあるという幸せを背負ってくれているように見える。ちょっと楽観的過ぎるかな⁈
(2021.12.21) 手帳2021-67