iPadでミニイラストを描いて手帳に貼ってみた。フレスコ(fresco)で描いた。フレスコは無料でも実力十分、とびきり楽しめるペイントアプリだ。
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最新のiPad mini6が来たので古いminiから引っ越した。それを記念してiPad Proに入れただけになっていたフレスコを新しいminiで使ってみた。
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フレスコは鉛筆、マーカー、パステル、油彩画の筆、水彩画の筆などで描くことができるので、ただ落書きするだけでも、いろいろな種類の書き味が、とても楽しい。そうこうしているうちに、また、つい、イラストを描いてみようなどと目論むに至った。
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そうして描いて手帳に貼った絵がフレスコによるものである。かわいらしくて、なかなか楽しい。種を明かすと、『誰でもかんたん!かわいいミニイラストの描き方 スマホで、タブレットで描ける!デジタルイラスト入門』という本にしたがった。ついこの前の2021年8月に発売された本である。無料で使えるイラストアプリ、フレスコでの描き方を教えてくれる。
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フレスコは、有名な画像処理ソフトのフォトショップと連携して使えるアドビ(Adobe)社のペイントアプリである。無料で使えるが、月額1080円でプレミアムにすることもできる。結局、けっこうなお金がかかるのかと、がっかりすることはない。無料と有料の大きな違いは、ブラシの種類の数なのだけれど、無料でも、使えるブラシは50種類もあり、充分過ぎる機能を備えているのである。
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本にあるとおりにしてみた。使うブラシは、「鉛筆」、「マーカー チゼル」、「ソフトパステル」、「油彩 丸筆」、「水彩 ウォッシュ 平筆」、「水彩 ラウンド 細筆」の6種類。もちろん、それぞれ太さや濃度などを変えることもできるが、この本では、ほとんどの場合一定で、それよりもポイントになる色選びについてコツを丁寧に教えてくれている。
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フレスコの基本操作ももちろんコンパクトにまとめられている。ちなみに、著者は韓国の方で、原著で使っていたアドビ社の無料アプリが、提供中止になったため、日本語訳では、フレスコを扱ったとのことである。フレスコを使った技法書は、高度なものが多いため、フレスコの超入門書として貴重な存在に仕上がっている。
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本でとりあげられている作例は、今風で、多くの人に好まれそうだ。とりあえずは、したがってみるのも悪くない。オリジナルではないけれど、描き上がったときの満足度は高い。その先のことはまた、先のこと、勉強ではないのだから、自由に描くことにこだわらず、気長に楽しんでいけばいいのではないか。
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手帳が、iPadでのデジタルイラストの後押しをしてくれた。手帳に自分の描いたイラストを貼るのは、かわいいシールを貼るのと同じくらい楽しい。
(2021.10.30) 手帳2021-40