はじめてのフレークシールにアリスを選んでからアリスが集まってきた。フィギュア18体！ネットつながりの方が送ってくださった。2001年10月発売の食玩、ちょうど20年前である。わたしは世代のせいで買ったことがない。有名な海洋堂のフィギュア。
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手帳をはじめてから、最初のフレークシールにアリスを選んで以来、アリスの本、スタンプと、アリスづいている。そして、フィギュアがやってきた。あまりにかわいいので、びっくりした。そう、ボキャブラリー不足の非難を受けようとも、ここは「かわいい」で押し通したい。
そして、思い出したのである。特別付録のオリジナル海洋堂フィギュアつき、アリス本を手に入れたことがあるのを。しばし探して見つけた。「メイキング・ブック・オブ」の文字が表紙のタイトルに英文字で添えられている。
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ドールハウス作家の工藤和代さんによる海洋堂フィギュアを使った作品のファンタスティックな写真集であるのに加え、背景紙等のパーツつきで、作り方の解説が添えられている小冊子なのだ。2003年5月発売である。クラフトの本を多数出版している日本ヴォーグ社のもの。
海洋堂フィギュアの原型師である村田明玄さんによる、見事な原型を使って撮影されている。ページを繰ると、海洋堂が制作したアリスのフィギュア全種のコレクション写真集まである。もちろん原型で撮影されているから美麗である。
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海洋堂のアリスのフィギュア、当時、コレクションした方は、何が出てくるかわからないのだから、とても苦労して集めたのかと思う。今は、お金をある程度出せば、フリマサイトで目的のフィギュアを手に入れられるようである。
わたしのところに迎えたのは、最初につくられたシリーズ全種で、アリスの特に人気のある有名なさし絵が元になっているものが多い。平面のテニエルのさし絵が精密な実物の立体になっていることが夢みたいだ。
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海洋堂のアリスのフィギュア、ご存知の方には、何を今さらというところかと思うけれど、世代違いで見たことがなかったわたしには新鮮なよろこびだった。逆に若くて世代違いのため、はじめて見る方にとっても、大きな喜びになると思う。手書きによる紙の手帳が、新鮮なよろこびを彼ら彼女らにもたらすであろうのと同様に。
手帳をはじめてから1ヶ月がたった。もっと長い時間を過ごしてきたように感じる。
（2021.9.19) 手帳2021-19
