手帳は紙への愛!紙素材のおすそわけの束を手に入れて、紙を味わってみた。「やっぱり手書きはうれしい」ほぼ日手帳公式ガイドブック2022の特集のタイトルである。これに、「やっぱり紙は楽しい」をつけくわえたい。
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コラージュ手帳、ジャンクジャーナルについては、一昨日の投稿に書いた。手帳のページにシールやマステ、ネップリでコラージュしていくこともできるが、いろいろな種類の紙素材を集めて貼ることを楽しんでいる方たちがいる。ハッシュタグ 「紙もの好きさんと繋がりたい」には、デコ手帳がたくさん登場する。
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一昨日、わたしがしたコラージュは、パソコンでプリントした紙を切りぬいてつくった紙片を用いた。このとき紙は、どんな柄だろうが、プリント用紙1種類である。だが、素材となる紙を集めて貼るとき、紙は厚みも手ざわりもまちまちである。印刷がしてある場合はその風合いもさまざまである。
いわば、プリント用紙は、インクによるプリントを見せることだけに特化されていて、沈黙する存在であるのに対し、紙素材はひとつひとつの違いが生み出す個性をもって、モノであることをにぎやかに主張するのである。
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紙素材の個性を楽しむ紙好きたちは自分が集めたさまざまな種類の紙片のおすそわけをひもで束ねて「素敵便」で送り合う。その紙の束がとても魅力的に見えた。ただ、はじめての手帳でクラフトは避けたい。紙の束は、クラフトにつながるのではないか?それに素敵便を送り合うような紙好き仲間がわたしにはいないしと、思っていた。
ところが、魅力的なインスタアカウントの方たちが、ハンドメイド販売サイトのminnaやメルカリあるいは独自のサイトで、紙素材の束を販売していることがわかった。そこで、ものは試しと、あるインスタアカウントの方から紙の束を買ってみた。
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紙片の包みのイチバン上におしゃれなコラージュがのせてあり、全体を麻ひもで軽く結んで束ねてある。わくわくしながら束をほどいて、紙片を見ていったが、結局、1/2から2/3は、おしゃれだが、わたしの手帳には合わないものだった。いろいろな用途に合うようスタイルの違うものを組み合わせてくれているようだった。それらを大切に取り除いて、手帳以外の用途のためにひきだしにしまった。
それでも、たくさんの紙片が残った。それを使ったのが、写真にある手帳のページだ。手帳を始めてからまだ1ヶ月経たないが、手帳の左ページのような、英文字のページ、キノコ、蝶、植物、切手、あるいは、右ページのような、手書き英文、切符、どれもコラージュ(ジャンクジャーナル)の定番であることは見てとっていたので、まねしてみた。
(この種のテイストの素材探しには、キーワード「ヴィンテージ」が役立つことを覚えた。)
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紙をちぎって貼ることもしてみた。これはとりわけ新鮮な体験だった。紙の裂け目は紙質によって特徴が異なり、それぞれに味わいがある。右ページのように、紙片を文字の領域に大幅にはみ出させたのもはじめてだ。
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つたないコラージュで、クラフトというほどのことはしなくとも、おすそわけの紙の束を十分、楽しむことができた。手帳の楽しみがまたひとつ増えた。「やっぱり手書きは楽しい」だけじゃなく、「やっぱり紙は楽しい。」と手帳が教えてくれる。
(2021.9.17) 手帳2021-18