金のおりがみ単色セット。金色三昧も夢じゃない。ふつうのセットのおりがみに、いつのころからか金が1枚入るようになった。それはそれは特別で、大切にとっておいて、折ったことは、ついぞなかった。
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金色は魅力的だ。大人になると金のネックレスをしたりして、高価な貴金属として親しみ、貴重なものとして認識するところもあるが、それ以前にカラスと同様、子どもはキラキラしたものが大好物だ。おりがみセットに入っている金にどれほど心躍らせたことだろう。大事にとっておいて使わないものだった。
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手帳に金がほしい。そう思って調べてみると、あの使ったことのなかった金色のおりがみが100枚の単色セットで売られていることを知った。トーヨー金おりがみ、アマゾンで660円のところ400円。コーヒー1杯で、金使い放題とは、夢のようである。
さらに調べてみると、この金100枚の単色セットは、2017年5月にTwitterで「大人の暴力のようなモノ」というツイートで話題になっていたことがわかった。
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「大人の暴力」を駆使しようかと思ったが、子どもに申し訳ないなあと思っていたら、さらに調べると、ダイソーに単色パックがあることがわかったので、出向いてみた。パックは2種類もあった。「ホイルおりがみ金20銀10」と「厚口金色銀色おりがみ」16枚である。
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うれしくて、手に入れて、生まれてはじめて金色のおりがみを使った。今の子どもにはわからない境地である。今は100円で金色三昧なのだ。
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金色といえば太陽と思いついて、先日、部屋の片づけで発掘した、カールのクラフトパンチを使い、金色の太陽をつくってみた。東急ハンズの700円の値段シールがそのままになっていて、恥ずかしながら封は一度も開いた様子がなかった。型を抜いてみると、金色にぴったりで、金のおりがみとの出会いを予感して待っていてくれたと思うほどだ。たった10年前に購入したものだが、今は手に入らないようである。あまり使いでがなく、売れなかったのだろうか。
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クラフトパンチで型を抜くのなら、セット枚数は少ないが、「厚口金色銀色おりがみ」を使う方がいいだろう。「ホイルおりがみ」でも作れるけれど、「厚口ー」の方がコシがあって型を抜きやすいし、紙がペラペラと丸まらず平らで、かたちをつくった感を味わえる。両者は枚数や厚みだけでなく、金色の色味も違っているので、用途によって使い分けていけばよいだろう。
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金色といえば太陽と、わたしは真っ先に連想した。そして、わたしにとって太陽は黄色である。子どものころ、太陽を黄色で描いていた。日本の子どもはふつう太陽を赤く描くので、指導されたりしたもした。幼児期にカナダ・アメリカで暮らしたためと思われる。アメリカの子どもは太陽を黄色く描く。それはさておき、金色の太陽をたくさんつくり、手帳に貼った。
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エンボスクラフトパンチで金色の切手もつくって貼ってみた。
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金の単色パックおりがみで、手帳もいつでも金色三昧が可能である。一部を金箔プリントしたシールやデザペ(デザインペーパー)もなくはないが、金紙は圧倒的な迫力である。それが身近にあるということは、あまり使う機会がなくても、なにやらとても心強くうれしい。
(2021.10.01) 手帳2021-25