切手、切手、切手！紙を切手に！なぜ人は切手に惹かれるのだろう。紙をどんどん切手化して手帳に貼り付けた。
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有名なフィスカースの飾り切りハサミで、ぎざぎざに四辺を切り、切手のようにする。切れ味は劣るがダイソーでも飾り切りはさみは手に入る。フィスカースに、切手の切り口のパターンで切ることのできるものがあるが、現在は海外からの送料を払って購入しないと手に入らない。
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切手型ではないはさみでも、切り口の向きを工夫すると、切手っぽくなる。ダイソーのはさみでは、スキャロップ型の波線の曲線側の線が紙の内向きになるようにして切ると、切手の感じが出る。
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フィスカースは、フィンランドの会社だ。手帳には、あやかって、お気に入りのマステ、フィンランドの有名なグラフィックデザイナー、エリック・ブルーンさんのポスターを切手にして貼った。左ぺージの、鮭が飛行機になっている、旅行のポスターは、代表作のサーモンフラット、1955年の作だ。右ページ右上のポスターは、ノルウェーの大手ペンキ会社Tikkurila社のもの。エリック・ブルーンさんの作品は、アートフレームが販売されていて、部屋に飾るとなかなかおしゃれだ。
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切手は、まわりのギザギザが、額縁になって、額縁の効果で絵柄が愛蔵品の作品のように見えてきて、なんとも愛おしい。小さな絵画作品をコレクションしている気分にさせられる。気に入った絵柄の紙を一週間に一度、まとめて切手型にして、びんに保存している方もいるほどだ。
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子どもが学校で、切手づくりに夢中になっているのを見たことがある。絵を描いた紙を、発泡スチロールの上において、つまようじで、紙をさして、切手の切れ目をつくるのだ。つまようじでプスプスとさしていくのが心地いいだけではなく、ぴりぴりと切れ目から切り離すときがまた、なんとも楽しいらしい。つくった切手を大事そうにしていた。
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切手型のシールも、いっしょに手帳に貼った。例によってアリスである。トランプ型のシールも切手に加工してから貼った。
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世界最初の切手は、1840年のイギリスのペニー・ブラック、ヴィクトリア朝の時代、すなわち、アリスの時代である。1979年国際児童年のイギリスの記念切手が、テニエルのチェシャ猫の図柄だ。画像データの著作権に配慮して手帳には絵を使わなかったが、なかなか愛らしい。Alice postal stamp で画像検索すると見ることができる。
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切手はモノの世界の象徴だ。手帳ととても相性がいい。手帳を愛する人が途絶えないように、切手も愛され続けていくことだろう。
（2021.9.21) 手帳2021-20
