クラフトパンチでマステの水玉。ドットのフレークシールづくりをしてみた。マステを組み合わせて、オリジナルのドットにする。これまでめざしてきたヴィンテージから気分転換して、ドット(水玉)まみれの手帳にしてみた。
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異なる種類のマスキングテープを互いに重なるようにトレーシングペーパー上に貼り、丸いクラフトパンチで抜く。そうすると、オリジナルのドットのフレークシールができる。
貼るときに、裏紙のトレペを剥がしやすいようにトレペに折り目をつけて剥がすきっかけになるつまみをつくっておくこと、くわえて、パンチで抜くときに、薄い状態でパンチするとたわんできれいに切れないので、厚みをもたせるようにマステの上にトレペを重ねてパンチするのがポイントだ。mtマスキングテープのサイトでmizutamaさんの動画を見ると、コツがよくわかる。
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ドットは東西問わず、古来からあるが、現代のような愛らしいイメージが定着したのは、それほど古いことではないらしい。最近では、水玉といえば、もっぱら草間彌生さんのアートが有名だ。ややグロテスクな作品に使われる水玉は、色やパターンが独特で、愛らしい水玉とは一線を画す別物になっている。狂気を帯びた草間式水玉が、わたしは苦手で、愛らしく品のあるドットに安堵をおぼえる。パソコンのアルミ筐体のデザインによく使われる、グリッドに沿って規則的に並んだ通気用の穴のドットも気色悪さを感じさせることはなく、機能美が感じられ、好ましい。
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水玉をドットとカタカナで書くとイメージが変わる感じがする。英語圏の人の感じ方はわからないが、日本人のわたしからすると、ドットは点と結びついていて幾何学的で無機質だが、水玉は自然と結びついてやわらかな印象だ。
愛用しているアマゾンのAIスピーカーにドットの名がついている。英語圏の方たちに、水玉とドットの区別がないとしたら、この商品名のイメージも、日本人が感じる硬質なものとは異なっていて、水玉の愛らしくやわらかな印象も含まれているのかもしれない。
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クラフトパンチで、次々と型抜きをしていくのは気持ちがいい。飾り切りのハサミ✂️やスタンプと似ているところがありそうだ。幼な子が好むこと、何かヒトの元々もっている性行に合っているのだろう。無心で水玉・ドットをつくり、手帳に貼りつけるのはなかなか楽しいひとときである。
*マステのmt ブランドが世に出たのが10年以上前の2008年だそうである。その初期のまだ柄物よりも多色展開がメインだったころの製品が、写真に写っている木製ラックに入った細いマステのセットである。木製ラックは専用でセット販売されていたもの。すっかり忘れていたが、部屋の片づけをしていたら出てきた。今は、ごく当たり前のマステの短期間での進化は目を見張るものがある。
(2021.9.25) 手帳2021-22