ドイツ、ミュンヘンのイメージカラーは?紙の専門商社竹尾監修の世界6都市をイメージした紙コレクション、月に1度、1都市ずつ20枚の紙が送られてくる。今回はミュンヘン。


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「質実剛健で伝統的なミュンヘンの街並みとドイツ国旗の3色を軸に落ち着いた重厚感のあるゴールドの紙やナチュラルな素材感の紙、工業製品や楽しい色づかいの文房具をイメージした紙を集めました。」と情報カードにある。国旗の3色、建物の壁の色や街並みの色合いからのイメージまでは、納得できたが、恥ずかしながら、あとはわからず、手がかりを探った。

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ゴールド?ミュンヘンの市旗は、ゴールドとブラックであった。あるいはビールのゴールドか。ミュンヘンの工業製品?なんと自動車のBMWがある。文房具は?スタビロがある。そして、ミュンヘンのあるバイエルンには、ファーバーカステルとステッドラーがある。あとは、ディズニーランドのシンデレラ城のモデルのノイシュバンシュタイン城がバイエルンに。
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BMWのマークならブルーとホワイト、ウィッテルスバッハ家の紋章が起源のバイエルンの旗の特徴的なブルーと白のパターンから、ミュンヘンといえばブルーを思い浮かべる方も多いようだ。そして、スタビロといえばポイント88、明るいオレンジの軸をもつカラーペンがあるし、ステッドラーのブルーも思い浮かぶが、ファーバーカステルも含め、多色にわたるカラフルな印象だ。ノイシュバンシュタイン城はディズニーに影響されて、きらきらとした純白か?
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実は、ミュンヘンをイメージしたという20枚の紙のコレクション、スタビロのポイント88の軸色を思わせる紙はあるものの、他のものについては、もっと入る可能性があったかもという内容だった。
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ミュンヘンといえば、美術でいえば青騎士の本拠地だから、パウル・クレーやカンディンスキーがいる。両者のイメージはけっこうカラフルである。
しかしながら、20枚のセットは質実剛健のイメージが中心にあるのか、とてもシックなものだった。
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手帳には、左ページにBMWのマーク、サッカーのFCバイエルン・ミュンヘンのマーク、バイエルンの旗、

右ページにはドイツNo.1売上のヴァイスビア(白ビール)、パウラーナー・へフェ・ヴァイスビア、スタビロのポイント88、ノイシュバンシュタイン城を貼ってみた。

都市のイメージカラーとは、こうしてみると、なかなか難しい概念である。ただ、それを承知の上で、あれこれ考えてみることができるのはなかなか楽しい作業だ。ミュンヘンのイメージが少し広がった。
(2022.01.08) 手帳2022-76