硬質な美しさをもつドットをミッケ!アスクルの商品で日本では有名な、ストックホルム・デザイン・ラボ、スウェーデンの国際的に著名なデザイン集団のマステだ。
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水玉を英語でいうとドット、愛らしい水玉だけでなく、ドットには機械の筐体の空気孔のように幾何学的な美しさをもつものもあると先日、書いた。その硬質なドットが、ストックホルム・デザイン・ラボのマスキングテープにあった。
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ストックホルム・デザイン・ラボ(SDL)は、スウェーデンのデザイン集団だが、オフィスワーカーなら誰でも知っているアスクルの商品デザインやパッケージデザインをしていることで日本では有名だ。乾電池とか、プリンター用紙のデザインがカッコいい。明快でインパクトがあり、気持ちをポジティブにしてくれる。
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手帳で明快なデザインといえば、紙ではないが、手帳大手モレスキンの手帳アプリ、タイムページ(Timepage)がある。美しいマンスリーは、日付が円の中に入ったドットで作られている。
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手書きの手帳に求めるのは、こうした明快さからの逸脱かもしれない。コラージュやジャンクジャーナルに魅力を感じる所以である。ただ、鬱蒼とした手書きを楽しみながらも、ときとして明快なものへの憧れがわきおこるのを禁じえないのは、わたしだけだろうか。
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思えば、部屋のインテリアとして、ジャンクジャーナルのクラフトルームとして登場するような古びたヨーロッパ的なものに憧れたり、ウッディなあたたかみのあるコーヒーショップのような部屋づくりがいいなと思ったりしながらも、明快な明るいデザインの部屋を考えている自分がいる。今日の手帳では、ストックホルム・デザイン・ラボのマステをとおして、明快で明るいデザインの雰囲気にふれることができ、どこかほっとしている。
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明快なモダンデザインは、日本的なシンプルさを好む心情とマッチするようである。部屋のインテリアは、簡単に全部取りかえることはできないが、手帳なら、あれこれ、かえて楽しむことができる。詳細さと明快さのバランスのさじ加減を自由に楽しめること、これも、ささやかな手帳の楽しみのひとつであろう。
(2021.9.27) 手帳2021-23