手帳

スノードームの起源 スノードームのスタンプと

2021年12月17日

手帳と『世界のスノードーム図鑑』

クリスマス・スノードームのスタンプを手帳におし、スノードームの物語を楽しんだ。スノードームのコレクションって?そしてスノードームのはじまりは?

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クリスマスには、スノードームがぴったりだ。クリスマスをモチーフにしたスノードームはたくさんある。しかし、スノードームは、クリスマスに限らない。『世界のスノードーム図鑑』には、世界60カ国の300超えスノードームが紹介されていて、全部、著者のカルロス矢吹さんのコレクションである。

『世界のスノードーム図鑑』
『世界のスノードーム図鑑』

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一つ一つに、そのスノードームの由来のコメントが書かれているので、ページに躍るカラーの美しいスノードームの写真を見るのをいっそう楽しいものにしてくれて、次々に読み進めたくなる魅力的な一冊である。プレゼントやテーブルブックにピッタリだ。
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海外旅行でのコレクションのしかたのコツや、東京の池尻にあるスノードーム美術館の紹介も掲載されている。

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日本ではスノードームの名称が一般的だが、スノーグローブともいう。いつ生まれたものなのか調べてみたところ、はっきりしないのだが、英語で調べると、オーストリアの技師Erwin Perzyが19世紀末に手術用具の開発を手がけているときに偶然見つけたアイデアを元にスノーグローブを作り、特許を得たのが起源とするものが多い。Perzyがウィーンに開いたショップは今も続いており、生産販売をしている。
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日本語で調べているときには、1889年のパリ万博で、エッフェル塔を入れたスノーグローブが販売されたという話があった。そこで、フランス語で調べてみると、そのことともに、それ以前に、1878年のパリ万博で、傘の下に避難している男性がモチーフのスノーグローブがあったことを記したアメリカ人の記録が紹介されていた。
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さらに、ドイツ語で調べてみると、スノーグローブの原型は、1572年にドイツの錬金術師(化学者)レオンハルト・サーニッサーがグリムニッツァー・ガラス工場で作った、鳥が泳いでいる水で満たされたガラス玉であるとされていた。パリ万博のことも、オーストリアのErwin Perzyのことも書かれている。ちなみにオーストリアの公用語はドイツ語である。

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ウィキペディアを中心としたネット記事の散歩の結果の報告はこれくらいにしておこう。起源がどうであれ、今どきは100均素材でスノードームをつくる方法の紹介が盛んに行われるほどの人気だ。楽しみ方の幅は広い。

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手帳に貼ったスノードームのスタンプは、ドームのパーツと、中身のパーツが分かれていて、ドームの中身を自分でつくるものだ。スタンプだけであるとはいえ、球体の中に小さな世界をつくって雪を降らせるのは、なかなか楽しいひとときだった。

(2021.12.17)  手帳2021-65

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