素材集の書籍を使って、自作のフレークシールにしてみた。大切なことをずっと忘れないための手帳に使う絵柄をどうするか、クラフトに走らない範囲で、ひとつひとつツールや素材を導入してきた。
つぎに来るのは、筆記具だろうか。自分でフリーハンドでいろいろな絵柄を描くのである。しかし、これは多くの者にとってハードルが高く感じられるところだ。
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自分の好みの絵柄を取り入れる方法として、マステやフレークシール、スタンプをたくさんコレクションして使うというのは、多くの者に開かれた楽しみ方であるように見える。インスタで手帳アカウントとつながりができてからというもの、まだ日も浅いのに、目が眩みそうなほどたくさんの商品情報がネットから流れてくるようになった。コレクションを始めるか?
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はじめての手帳、つぎにどこへ進むかというときに、コレクションではなく、別の楽しみ方としてパソコンとプリンタでフレークシールを自作してみることにした。
まず、好みの絵柄がたくさん含まれている素材集の本を探す。DVDやCDつきの本がたくさんある。近年、出版されたものは、DVDやCDではなく、データをダウンロードできるようになっている。
ステイホーム中だが、好みの絵柄の本を探すときだけは、大きな本屋さんに行った方がいい。本には、ポップ、ガーリー、和風、古典など、さまざまなテーマのものがあって、好みの1冊を見つけることができるだろう。
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本には、使いきれないほど、たくさんの絵柄がのっているので、好みのものにマーク用の付箋で目印をつけておき、目印をつけたものだけ、DVDやCDからパソコンにコピーする。コピーした、お気に入りの絵柄をA4の白紙ファイルにレイアウトしてから、プリンターで印刷する。このとき、シールになったラベル用紙に印刷するとよい。ダイソーでも、ラベル用紙がA4・4枚入りで売られている。
プリントしたA4のラベル用紙を、はさみで図柄別におおまかに切り離してから、切り離したシールの絵柄の輪郭に沿って曲線的に切って形を整えると、きれいに切ることができる。
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自作フレークシールのできあがりである。
もちろん、絵柄の大きさを変えたり、色を変えたり、組み合わせることもできる。
好みの絵柄ばかりであるのがうれしい。
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わたしが選んだ本は、西洋装飾素材に関するものである。本のページで見る絵柄の印象と、プリントした印象は違っていて、プリントしたものは、スタンプでおしたような風合いで、想像以上に味わい深い。手帳の写真にあるネコの絵柄は、最初、選んでいなかったのだが、プリントアウトしてみると魅力的で、手帳を飾る第一番目の自作フレークシールとした。
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はじめての手帳を書くにあたって、クラフトに走ることは自重すると繰り返し言ってきたとおりだが、この自作フレークシールはクラフトとはいえないほどクリーンで気軽なものだった。ステイホームの手すさびにうってつけである。
(2021.9.9) 手帳2021-14