手帳

ラッピングを基本から

2021年11月16日

手帳とラッピングした箱

ラッピングを基本からやってみた。できるといいなと思いながら自己流ではなかなかすんなりできないラッピング、つんどくだった入門書にしたがったら、納得の連続だった。

自分でラッピングしたミニボックス
自分でラッピングしたミニボックス
自分でラッピングしたミニボックス全部で5箱(上から見て)
自分でラッピングしたミニボックス全部で5箱(上から見て)

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クリスマスシーズンを迎えて、プレゼント包みを自分でできるようにしたいという思いが高まる季節だ。誰かに贈るにしても、自分に贈るにしても、きれいなプレゼント包みになっていると、とても嬉しいものだ。最近は、簡易包装や包装なしが増えてしまったが、やはり、丁寧にラッピングされたものへの憧憬は消えない。
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なかでも、あこがれはデパート包みである。一昔前は、デパートでショッピングをすると、店員の方が、どんな些細なものでも、普通の売場でたっぷりと包装紙を使って、くるくると器用に包んでくださって、ショッピングの楽しみを倍増させてくれた。そして、プレゼントであることを伝えれば、さっとリボンがけもしてくれた。
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ごひいきのデパートの包み紙でリボンのかかった贈り物をするために、わざわざ出向いてショッピングをする人もいたぐらいだ。もちろん、今でも特別料金で対応はしてくださるはずだが、きれいな包装やリボンが、かつては生活の中に浸透していた。省資源の時代にあっては、それもすっかり過去の風物詩になってしまった。
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そんな時代だから、昔ながらの丁寧なプレゼント包みとリボンかけへの憧憬はいっそう高まる。クリスマスツリーのそばに置くとき、とても特別感があってサマになるし、それを開けるときも、うれしさは格別だ。
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最近は、袋によるラッピングが盛んだが、今のような時代には、ラッピングの王道を身につける価値は、以前より高まっているといえそうだ。
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自己流では、けっこう苦労するデパート包みと、リボンかけのコツを身につけたいと、入門書を見てみることにした。『ラッピングの教科書』(新星出版社)、『きほんのラッピング便利帳』(学研)の2冊の本で学んだ。この2冊は、ラッピングの入門書として評判が高いが、どちらか1冊となれば、『ラッピングの教科書』の方をわたしはおすすめする。この本は、以前、電子書籍のバーゲンの際に90円で購入してそのままになっていたものである。
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2冊、見てみることにしたのは、何か新しいことを始めるとき、複数の本を見比べると、どちらにも書いてあることが重要だという判断ができたり、同じことを違う説明で読むと、理解が深まるためである。
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箱を紙で包む方法は複数あるが、いわゆるデパート包みとよばれることのある、ななめ包みの説明が『〇〇の教科書』の方が優れていると感じられた。
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包む箱として、折りたたみ式の小さな箱を、5枚セットと6枚セットの2種類、用意して、5個、ラッピングした。包み方は「合わせ包み」、「ななめ包み(2個)」、「たけのこ包み」、「クロス包み」、リボンかけは「ななめかけ蝶結び」、「十字がけ蝶結び」、「ダブル蝶結び」、「リバーシブル蝶結び」(2個)である。

「デパート包み」に「ななめかけ蝶結び」
「デパート包み」に「ななめかけ蝶結び」

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本を見てみるものである。コツがよくわかって納得の連続だった。包む箱に対して、紙の大きさを決める「紙取り」のステップがきちんと説明されていて、これは勘でするよりも、一度テキストを見ておくと包む作業がスムーズになってとても役立つ。
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リボンかけでは、リボンの表面が見えやすいようにする「リバーシブル蝶結び」の方法が、どんな種類のリボンであっても使える技で、とても役立つ。

「リバーシブル蝶結び」によるリボン掛け
「リバーシブル蝶結び」によるリボン掛け

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普通はけっこう高価で試行錯誤がためらわれる、包装紙もリボンも近所の100均であれこれチョイスしたので、気楽にトライできた。使った折りたたみ箱の2セットも100均で手に入れたものである。
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クリスマス用の包装紙やリボンも使用してみて、一巻きで箱一個分しか結べない長さなのには驚いたものの、キラキラして豪華な感じのする、2種類のクリスマスリボンは、プレゼント気分を高めてくれて、とてもよかった。近所のダイソー2店のうち、大店舗の方の1店に置いてあった。
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上品な感じの仕上がりを目指したければ、シンプルなグログランのリボンだろうか。赤いグログランのリボンの「ダブル蝶結び」は、ほどよい華やかさも演出した上で、上品な印象があり、なかなかよかった。

赤いグログランのリボンで「ダブル蝶結び」
赤いグログランのリボンで「ダブル蝶結び」

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包み方のバリエーションとして、おススメなのは、簡単なわりに凝った感じに見える「たけのこ包み」である。

「たけのこ包み」
「たけのこ包み」

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また、底面が正方形の箱を包んだ「クロス包み」は、どこも接着しないで仕上げる方法で、新鮮味があった。

「クロス包み」
「クロス包み」

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コツを身につけたので、これからは、少し高価な包装紙やリボンを使うことにも躊躇しなくてすむ。

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デパート包み(「ななめ包み」)がポピュラーなのは、日本の特徴だ。手帳に貼った海外の写真のクリスマスプレゼントのラッピングを、よく見てみると、洒落た包みでも、「合わせ包み」のバリエーションになっている。ラッピングを練習した箱は、クリスマスの飾りつけに使おう。そして、今年は、自分でラッピングしてプレゼントできる。自分あてにもプレゼントを用意してみようか。来年の手帳を、自分あてのプレゼントにしてツリーのそばに置くのもいいかもしれない。

(2021.11.16)  手帳2021-49

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あってい

60代の
初代Mac、iPhone、iPadからの
Appleユーザです。
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1000冊を超えました。
教育研究職をつとめながらも、
思い出とともにゆっくりとした日々を
送ることをめざしています。
instagram:@arissa7

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